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院長・川村正英の


身近な人の治療経験を参考にする場合 2019年2月5日

 腰や首の痛み、手足の痛み・しびれでお悩みの方も多いことと思いますが、身近な人が患った状態に自分の症状が似ている場合があります。その人が「こうしたら良くなった」と言うのを聞いて、自分の場合にも有効ではないかと期待するのは当然のことと思われます。しかし実際のところ、似たような症状と思っても重症度や診断が異なることが少なくありません。
  例えば「ぎっくり腰になった」と受診される方の中には腰のヘルニアや圧迫骨折が生じている患者さんがおいでになりますが、その場合は治療法も当然異なってきます。またよく耳にするのは「首の手術は受けたらいかんと言われた」ということです。手術を受けずに済めばそれに越したことはありませんが、「このままでは歩けなくなる、指先の細かい動きができなくなる」ことが予想される重症の場合は頸椎の手術も必要というのが整形外科の一般的な考えです。
  参考になるケースもあるとは思いますが、診断や重症度が異なる方の意見に固執すると治療に難渋する場合があります。
 
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