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院長・川村正英の


下肢の変形性関節症における歩行機能の低下 2020年5月11日

 高齢者において変形性関節症で股関節や膝関節に痛みがあり、薬物療法やリハビリなどの保存的治療を継続して受けるも痛みが持続し、歩行が困難になる場合があります。歩けなくなると下肢の筋力は低下し、骨粗しょう症が進行し、内臓や脳への悪影響もあります。従って、痛みのため歩けなくなるなら人工関節などの手術も考慮する必要があります。
 関節の変形は経時的に進行することがあっても自然と軽くなることはなく、変形が高度になると保存的治療も効きにくくなります。痛みは一時的に軽減する場合もあると思いますが、長期的に見ると現状維持を続けられればよい方です。
 このままでは今後歩けなくなるかどうか、判断が難しいケースも少なくありません。手術にはリスクもあるので受けずに済めばそれに越したことはありませんが、関節の変形が強く痛みや歩行機能が半年前あるいは1年前と比べて悪化しているなら、体力に余裕のある年齢での手術を検討した方がよいと思います。
 
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