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院長・川村正英の


「肩こりと頸椎疾患」 2017年9月5日

 手のしびれを来し「肩こりが原因ではないか」とおっしゃる患者さんが時においでになります。肩こりも手のしびれも症状であって、その原因が頸椎(けいつい)にある方が多く見られます。肩こりが強く痛みを伴って頸部の動きが制限された患者さんにおいて、頚椎を磁気共鳴画像装置(MRI)で撮影すると神経の通り道が狭くなっていることが多いです。さらに、狭くなった部位で神経が圧迫されると手のしびれや痛み、筋力低下を生じます。原因となる頸椎の疾患としては椎間板ヘルニアや頸椎症、靱帯(じんたい)骨化症などが挙げられます。その他の整形外科疾患では五十肩や胸郭出口症候群でも肩こりを来しますし、他科の疾患では血圧の異常、自律神経失調症、目や心臓の病気などでも肩こりを生じる場合があるといわれています。基礎疾患がなくとも、過労、体形、不良姿勢、精神的緊張などが原因で肩こりが起こる場合もありますが、肩こりで受診する患者さんでは頸椎に問題のある人が少なくありませんので、頑固な肩こりのある方には整形外科受診をお勧めします。
 
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