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院長・川村正英の


変形性膝関節症における膝の水 2016年6月7日

 変形性膝関節症で膝が腫れた場合、関節に水がたまっていることが多いです。関節には正常でも少量の関節液がありますが、関節内の病変で膝の調子が悪くなると関節液が増えてきて、水がたまった状態になります。リウマチや痛風、偽痛風でも水が増えますが、炎症が強い疾患では水の性状も変化してきます。膝にたまった水がある程度以上の量になると膝の裏やお皿の上部に張りを感じて、関節の動きが悪くなり痛みを生じてきますので、そのような場合は注射器で水を抜いてやった方がいいです。抜いても癖になるわけではありませんが、膝の調子が悪い間は抜いた後も再度水がたまることが少なくありません。水を抜いた後にヒアルロン酸などの薬物を関節に注入したり、リハビリを行ったりして関節の調子が良くなると水も徐々に減ってくることが多いです。しかし、進行した変形性膝関節症においては水が全くたまらなくなるのは難しいので、少量の水であれば許容した方がよいと考えます。
 
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