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院長・川村正英の


骨粗しょう症による脊椎圧迫骨折 2016年5月10日

 脊椎圧迫骨折は青壮年が交通事故などの強い外力により受傷する場合もありますが、多くは骨粗しょう症を基盤として高齢者に生じます。胸椎や腰椎における圧迫骨折部の変形が進行すると身長が低くなったり背中が丸くなったりします。また、骨折部で神経が圧迫されると下肢のしびれや筋力低下を来たし、歩行不能となる場合もあります。脊椎圧迫骨折でも骨が癒合しないことがあり、その場合はいつまでたっても痛みが取れないことになります。受傷後は安静にして装具固定を行い、薬物による骨粗しょう症の治療を行いますが、リハビリが必要になるケースもあります。骨癒合が得られない場合は手術が必要になりますが、当初から手術療法が適切な症例もあります。高齢者でなくても骨粗しょう症により圧迫骨折を来す人もいますし、骨粗しょう症が高度となって転倒などのけがもしていないのに圧迫骨折を生じる場合もあります。骨粗しょう症の患者さんは骨折を来さないように薬物療法を継続する必要があります。
 
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