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膝窩嚢腫 2010年1月4日

 膝窩嚢腫とは膝の裏に水のたまった袋ができたもので、膝の裏の張った感じや痛みを来すことがあります。ベーカー嚢腫とも呼ばれ、滑液包に炎症が起きてできることが多く、膝の関節に通じている場合もあります。膝の裏の内側にできやすく、たまった水が多くなると皮膚の上から触れても分かるようになります。通常はゴルフボールからテニスボールの大きさで、大きくなってくると膝の屈伸が困難となり正座がしにくくなります。
 関節そのものに水がたまった場合にも膝の裏の張った感じを来しますし、ガングリオンや実質性の腫瘍が膝の裏にできて痛む場合もあります。膝窩嚢腫では注射器で穿刺して吸引すると関節液と似た黄色の水を採取します。痛みなどの症状が強く日常生活に支障がある場合は袋ごと摘出する手術をする場合もあります

 
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