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変形性膝関節症で長く通院を続けている患者さんが「以前にはなかったのに腫れてきた」「前より曲がらなくなってきた」と膝の変化を訴える場合があります。日本人の変形性膝関節症はO脚が関与していることが多く、その場合は体重が膝の内側に偏ってかかります。40歳を過ぎると軟骨が弱くなり、体重を集中的に受け続けている内側の軟骨がすり減って変形性膝関節症が発症します。内側のみがすり減ると、さらにO脚変形が進行するという悪循環となります。 変形の進行とともに関節の動きは制限され、曲がりが悪くなると正座ができなくなり、伸びが悪くなると膝の後ろが床につかない状態になります。また、関節に水もたまりやすくなります。このように以前とは違う症状が生じてくるのは変形性膝関節症の進行、悪化が疑われます。変形の少ない時期であれば注射や薬物、装具、リハビリも効果が上がりやすいですが、変形が高度になると手術以外の治療は効きにくくなります。 |
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