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院長・川村正英の


「ロコモ」とは? 2017年12月5日

 「ロコモ」とはロコモティブシンドローム(運動器症候群)の略で、足腰や背骨の障害により移動機能が低下した状態のことです。ロコモになっているかどうかを確かめるにはロコチェックを行います。「片足立ちで靴下がはけない。家の中でつまずいたり滑ったりする。階段を上がるのに手すりが必要である。家のやや重い仕事が困難である。買い物をして荷物を持ち帰るのが困難である。15分くらい続けて歩くことができない。横断歩道を青信号で渡り切れない」これらが一つでも当てはまればロコモの可能性があります。移動機能を確認するためにはロコモ度テストが有用です。これには下肢筋力を評価する立ち上がりテストと、歩幅を測定する2ステップテストがあります。
 ロコモが懸念される場合には、防止する運動として片足立ちやスクワットなどのロコトレを行います。生活習慣を変えることでも移動機能の改善は期待できますが、足腰に痛みやしびれがある場合は治療も必要ですので、整形外科受診をお勧めします。
 
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