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痛風について 2007年12月3日

 痛風の原因である尿酸は食物中に含まれるプリン体の摂取や体の新陳代謝によって作られます。尿酸が増えすぎると体液中に溶けきれなくなり、尿酸結晶が析出して痛風発作が起こります。発作の部位としては足の親指の付け根が最も有名ですが、足のほかの指や足首、膝などに生じる場合もあります。発作時は強い痛みを来し、重症では骨の変化を生じることもあります。また、腎臓に結晶ができると尿路結石を生じます。
 発作時には消炎鎮痛剤などを用い、発作が治まった後に血中の尿酸値を下げる薬を用います。また、高血圧、高脂血症、糖尿病などを合併しやすいので、日ごろからの食事療法も重要です。低プリン食として、大量のアルコール摂取は控える方がよいです。尿をアルカリ化すると尿酸が尿中に排せつされやすいので、野菜や海藻も摂取するようにしてください。
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