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睡眠時に起こる手のしびれ 2007年4月2日

 睡眠時に手のしびれを来す疾患としては手根管症候群が有名ですが、このほかにも睡眠中の姿勢により手のしびれを来すことがあります。
 例えば、上腕を腕枕にすると神経の圧迫が生じますし、ひじを深く曲げた状態で寝てもしびれを来すことがあります。また、両手を頭の後ろで組んで腕を広げるような姿勢でも神経が圧迫される場合があります。このような姿勢により手にしびれや痛みを来すと、寝返りをしたり姿勢を変えたりしてしびれが消失するのが通常ですが、何らかの原因で意識が低下した状態では姿勢を変えずに神経の圧迫が続きまひとなります。深酒で酔いが強い状態で寝ても同様にこれらの症状が残存する場合があります。
 目が覚めたときにしびれがあっても速やかに軽快するようであれば通常は心配はありませんが、起床後もしびれが続くようでしたら整形外科専門医受診をお勧めします。

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