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突き指について 2007年3月5日

 野球やバスケット、ドッジボールなどの球技で突き指をすることは珍しくありません。その際にねんざで済むことも多いですが、骨折や靱帯損傷が生じている場合もあります。
 例えば、指の最も先の関節を痛めると指を伸ばす腱が断裂したり、腱の付着部の骨がはがれたりする場合があります。もう一方の手で手伝ってやると関節は伸びますが、その指の力だけでは伸ばすことができなくなります。この際の変形を槌指といい、装具などによる固定や手術が必要になります。また、二番目の関節を損傷して腫れが強い場合には骨折が生じていることも少なくありませんし、親指の付け根の靱帯が断裂してほかの筋の上にずれて手術が必要になる場合もあります。
 突き指でも放置できない損傷が生じている場合もありますので、整形外科専門医受診をお勧めします。
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