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院長・川村正英の


骨粗しょう症による脊椎圧迫骨折 2019年8月6日

 骨粗しょう症になると骨折が起こりやすくなりますが、その好発部位が脊椎で圧迫骨折を容易に生じます。2011年から2015年の5年間に胸椎および腰椎の圧迫骨折を来して当院を受診した患者さんを調べてみますと236例あり、年間に約50人が圧迫骨折にて受診したことになります。男性46例、女性190例で、やはり骨粗しょう症は女性に多いことを反映していました。受傷時の年齢は52歳から100歳、平均76.6歳で、50歳代の比較的若年でも圧迫骨折を生じる方がいらっしゃいました。転倒など日常生活で起こる外傷を契機としたものが74例で、外傷が全くないものが162例あり、けがもなく骨折を生じた症例が3分の2以上を占めていたことが特徴的でした。
  ひとたび圧迫骨折を生じると装具を装着し骨折を癒合させなければなりませんし、骨粗しょう症の薬物療法も必要になります。中高年で比較的強い腰背部痛を来した場合は、転倒などのけががなくとも脊椎圧迫骨折を生じている場合がありますので、整形外科の受診をお勧めします。
 
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