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院長・川村正英の


関節注射 2018年6月5日

 変形性膝関節症、肩関節周囲炎、関節リウマチの患者さんにおける関節注射で使用する薬剤は以下の2種類があり、局所麻酔剤を混合することもあります。ヒアルロン酸は関節組織を保護し潤滑機能を改善する作用があり、軟骨変性や滑膜組織の炎症を抑制する働きも認められています。副腎皮質ステロイドホルモンは炎症を鎮める作用が強く除痛効果に優れていますが、頻回に使用すると組織が弱くなる恐れがあります。
 関節注射の合併症として最大の問題は化膿が起こる場合があるということです。再々ある合併症ではなく、ごくまれではありますが、細心の注意を払っても注射により関節の化膿が起こるケースがあり得ます。糖尿病など細菌に対する抵抗性が弱くなっている患者さんが関節注射を受ける場合は、基礎疾患のコントロールを良くして、注射部位を清潔にしておくことが重要です。化膿でなくても注射後一時的に関節の痛みや腫れが増悪する場合もありますので、関節の痛みでお悩みの患者さんには専門の医師受診をお勧めします。
 
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