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院長・川村正英の


けがをきっかけとして発症する変形性膝関節症 2017年3月7日

 膝を打撲した後に痛みがなかなか取れないと受診する患者さんが時にいらっしゃいます。
 エックス線を撮ってみると、加齢による変化があっても骨折は認めません。磁気共鳴画像装置(MRI)検査をすると、靱帯や半月板の損傷が分かったり、エックス線に写らないひびが判明したりする場合はあります。ところが、それらの変化も生じていないのに、打撲後の痛みが長引くケースがあります。
 加齢を基盤として膝の関節軟骨がすり減ると骨の変形も生じてきますが、軽度の変形があっても膝に全く痛みがない人も少なくありません。そのような変形の膝で痛みがなかった人において、けがをきっかけに痛みや可動域制限、歩行障害といった変形性膝関節症の症状が起こってくる場合があります。頑固な痛みに対しては薬物療法、装具療法、リハビリなど変形性膝関節症に対する治療を行いますが、痛みの軽減に長期を要する場合もあります。けがの後に膝の痛みが長引く場合は整形外科受診をお勧めします。
 
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