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| 腰痛を来した患者さんに「痛み止めを処方しましょうか」と言うと、「痛み止めで良くなるのは薬が効いている間だけなので薬は飲みたくない」と答える人がいます。しかし、考えてみてください。頭痛のときに鎮痛剤を飲むとそれ以後は飲み続けなくても頭痛が軽快することを経験したことがあるのではないでしょうか。腰痛でも腰部に深刻な状況がなければ短期間の鎮痛剤内服をきっかけに状態が好転していくケースが少なくありません。腰部のどこに痛みの原因があったのか分からなくても、鎮痛剤内服で良くなる腰痛なら大したことはないので、それはそれでよいと思います。 一方、骨折、腫瘍など腰部に重篤な状態がある場合は鎮痛剤を飲み続けても良くならないでしょうから、この場合は漫然と内服を継続しても副作用が心配になるばかりです。尋常でない強い腰痛や下肢の筋力低下などの症状がなければとりあえず痛み止めを使ってみるのも一手です。 |
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