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踵骨骨折について 2008年5月7日

 かかとの骨を踵骨と言いますが、踵骨の骨折は高所よりの転落で受傷しやすく、労災事故で多く見られます。転落により受傷した場合は脊椎の圧迫骨折を合併することも少なくありません。
  踵骨は足首の関節を構成する骨ではなく、足首の下にある距骨下関節を形成します。この関節は立った時に左右へのバランスをとるのに重要な役割を果たします。踵骨骨折で距骨下関節面のずれが大きく残った場合や踵骨の外壁が外側に膨れたままで治った場合は、歩行時の痛みや片足立ちが難しいといった後遺症が残りやすくなります。
 踵骨は形状が単純ではないので、レントゲンで骨折部のずれが疑われたらCTなどで確認し、関節面のずれが大きい場合は積極的に手術をした方がよいと考えます。けがでかかとの痛みをきたした場合は整形外科専門医受診をお勧めします。

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