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けがによる手の腫れについて 2007年5月7日

 転倒して手をついたり、打ったりしたときに、受傷直後から手の腫れが強い場合は骨折が生じていることが少なくありません。レントゲンで明らかな骨折を認めなくても、手の甲の小さい骨や手首にいわゆるひびのような骨折が生じている場合もあります。受傷後数日は腫れがさほどでもなかったのに、その後しばらくしてから手の腫れが強くなってくる場合は、けがをきっかけに手の自律神経の調子が悪くなっていることがあります。この状態が重症化すると治療に難渋しますので、薬などでの早期からの対策が必要となります。
 また、手の腫れで時々困るのは指輪がはずれなくなることです。腫れた指を指輪で締めつけることにより循環障害が一段と悪化しますので、大事な指輪でも切ってはずさないといけなくなる場合もあります。けがの後に手が腫れてきたら指輪は速やかにはずしておきましょう。

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