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運動と骨粗しょう症 2004年11月8日

 骨粗しょう症を防ぐには適度の運動も必要です。病気などが原因で手足や体を使わなくなると、骨粗しょう症がだんだんと起こってきます。例えば、寝たきりになって長期間経過した人の骨は非常にもろくなり、ベッド上の動作でも手足や肋骨の骨折を起こすことがあります。脳卒中が起こった人のまひ側の手足も骨粗しょう症が強く起こりますし、骨折の治療でギプス固定が長期間になった場合も固定した骨が弱くなってくることがあります。
  骨粗しょう症を防止するための具体的な方法として毎日30分〜1時間程度の歩行がよいとされています。運動をすることにより骨に適度な力を加えると骨の細胞が活性化され、骨密度が増加します。ただし、ひざや腰が悪い方は痛みをこらえて無理に歩くのはよくありませんので、適当な運動方法や、運動の時期を整形外科専門医にご相談ください。

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