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変形性ひざ関節症の日常生活上の注意点 2003年2月6日

 変形性ひざ関節症とは、老化により、ひざの軟骨がすり減って骨が変形し、痛みや運動障害をきたす慢性の病気です。
 患者さんが日常生活上注意すべきことは、痛みのある動作を避けるということです。
 適度の歩行は筋力を維持し、骨がやせるのを防ぐために欠かせませんが、長歩きや階段、坂道はできるだけ避けた方がよいでしょう。また、つえの使用には抵抗のある方も多いと思いますが、つえを一本つくことにより、ひざの負担はかなり減少します。調子が良くなるまで一時的に使うと考えて、つえをついてみてはどうでしょうか。自転車はひざにあまり体重がかからないので、ひざの悪い人にとって長歩きをするよりは良いと考えられています。正座は無理にはせず、さらにトイレは洋式にしましょう。太り気味の人は減量を心掛け、ひざにかかる負担を少なくするために大腿の筋力強化を毎日根気よく続けましょう。


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