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院長・川村正英の


腰部脊柱管狭窄症の薬物療法 2022年8月1日

 腰部脊柱管狭窄症は腰椎における神経の通り道が狭くなることが原因で、下肢の神経痛・しびれ・筋力低下を来し、間欠跛行や腰痛なども生じる疾患です。筋力低下や間欠跛行のため歩行が困難となった場合には手術を考慮すべきですが、神経痛が症状の主体である場合は、まずは薬物療法やリハビリを行うことが一般的です。
 薬物としては神経痛を和らげるものや、神経の血の巡りを良くするもの、神経の回復を促すビタミン剤などを使用します。神経の通り道が広がってくれれば一番いいのですが、これを飲めば広がるという薬はなく、広げるなら手術しかありません。
 痛み止めの薬は飲みたくないという患者さんもおいでになりますし、延々と痛み止めの薬を飲み続けるというのもどうかとは思います。しかし、薬物療法によって痛みがいったん軽減すれば、薬を徐々に減らしていき、内服しなくてもあまり痛くなくなったという症例も経験します。薬の副作用にも注意しながら、そのようにうまくコントロールできたらよいと考えます。
 
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