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院長・川村正英の


運動による痛み 2020年1月7日

 健康増進のため日頃からウオーキングやランニングをしたり、ジムでのマシンを使ったトレーニングやスタジオでの運動に通う方も多いと思われます。それらの運動で首肩や腰背部、手足が痛くなり、そのまま運動を続けてよいかどうか疑問に思われる方もいらっしゃいます。
 痛みを伴う動作は患部に悪い負荷がかかっていると考えなければなりません。慢性痛の場合は多少の痛みがあっても運動が推奨される場合はありますし、硬くなった関節を軟らかくするための運動には軽度の痛みを伴うことがやむを得ないと考えられます。しかし急性の症状の場合、痛みを我慢して運動をやり続けると悪化する恐れが多分にあり、疲労骨折など深刻な状態に陥る場合もあります。
 痛みが全く誘発されない運動は継続してもよいかもしれませんが、痛む運動は避ける方が無難であり、痛みが軽快してから運動を再開した方が運動休止期間は短く済むことが多いと考えられます。
 
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