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腰椎椎間板ヘルニアの治療 2009年3月2日

 腰椎椎間板ヘルニアで強い腰痛や下肢痛が起こったときに手術をしなければならない状態は、ヘルニアが神経を圧迫して足の筋力低下を生じ歩行が困難になった場合と、尿がたまっているのに神経の障害があるために出しにくかったり、出した後も残った感じがするぼうこう直腸障害を来した場合です。それ以外の場合は安静の上、薬や注射、ブロックなど手術以外の方法をまず行います。症状が強い場合は、安静を厳密に守り、これらの治療法を強化するために入院で治療をする場合もあります。
 しかし、ブロックなどの治療をしても必ず痛みがとれるというわけではありません。ヘルニアが神経を圧迫して起こった本物の神経痛は耐え難い痛みを来すことも少なくないので、どうしても痛みがとれない場合は筋力低下などの症状が高度でなくても手術をせざるを得ない場合もあります。

 
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