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関節リウマチの基礎療法 2005年11月7日

 関節リウマチをうまく治療していくには薬物療法のみで十分ではなく、患者さん自身が日常生活で留意すべき点があり、これは従来リウマチの基礎療法と呼ばれてきました。例えば食事については、リウマチは慢性の消耗性疾患であるから、高蛋白、高カロリーの食物が必要と言われています。リウマチの勢いが強い時には一日に数時間は安静にし、朝のこわばりが強い時は朝の用事を少なくするようにします。一方、運動も必要で、毎日数回は関節が固くならないように手足の関節の屈伸運動を行います。
 ただし、炎症が悪化している関節の運動は控えます。リウマチでは肩やひざが固くなって生活に支障をきたすことが多いので、特にこれらの関節の動きには注意が必要です。ご自分の病状をよく理解して主治医とともにリウマチを上手にコントロールしていくことが重要です。

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