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骨粗しょう症の診断 2004年6月14日

 骨粗しょう症は国際的に「低骨量と骨の微細構造の劣化が特徴的で、その結果骨の脆弱性が増加し、骨折を起こしやすい全身性の疾患」と定義されています。つまり、骨の中のカルシウム、リン、タンパク質の量が減少するために骨の密度が低下し、さらに細胞レベルでの構造が弱くなり、骨が非常にもろくなった状態をいいます。例えて言うなら、骨が軽石のようになった状態です。高齢者や閉経後の女性に起こりやすいですが、薬の副作用や病気の一症状として生じる場合もあります。
 診断には骨密度測定や脊椎のエックス線を用います。骨密度が若年成人平均値の70%未満になると骨粗しょう症と診断されます。70%以上80%未満は骨量減少ですが、この場合もささいなことで脊椎や大腿骨などの骨折が起こった人は骨粗しょう症と診断されます。


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